入間市下藤沢のBarber ism  TEL:04-2960-3533

入間市下藤沢のBarber ism  TEL:04-2960-3533

メインメニュー

BLOG

✂昼過ぎの丸ノ内線✂

これも本屋さんのおすすめ

そうでなかったら

きっと手には取らなかった

「明け方の若者たち」カツセマサヒコ著

まさに青春群像劇

そうなってくると僕には甘酸っぱすぎる気がして

躊躇したんだけど

昔はこの手も読んだよな~って読み始める

まず、書き方がカッコイイもの

そして出てくる音楽が時代を表してて

僕はそこまで没入感はなかったけど

世代が合う人はバッチリだろうな~

大学4年、就職を早々に決め

就活勝ち組の飲み会に参加し

そこで出会った彼女とあっという間に恋に落ちる

その恋のハマり方はズブズブにどっぷり沼

肩までどころか頭の天辺まで

そして就職

あんな大人になんてなりたくない

やりたい仕事はこれではない

自分にあったクリエイティブな仕事があるはず

そんな自分は特別ではなくなってきて

日毎染まる

不平不満ばかりの自分に対し

彼女は生き生きと社会を進んでいく

その間もいかにも若者らしい恋愛も続き

一人暮らし

半同棲

旅行

仲間

季節、もの、音楽、空気

全てのものが彼女の思い出に繋がる

僕はこれを途中まで読んで

社会に馴染めない、優柔不断で、不満しかない

そんな主人公と

社会で発揮して行く彼女のギャップ

これの溝で別れ

その経験で1つ大人になるのかと思ってた

そんな淡いカクテルに突然一滴の真っ黒な墨汁を・・

それじゃ~飲めないな

意味はあってるんだけど

甘酸っぱいレモンスカッシュにイカ墨を

そもそも相反するな

ジンジャーエールに紅生姜を・・・

駄目だピンとこないなw

何か良い例えありませんw?

甘酸っぱかった話が1つのスパイスで、エッセンスで

ガラッと見方、話が変わる

ちょっと期待してなかった分面白かった

勿論、人間の成長は簡単には進まないし

僕だって社会に出たてはうまく行かなかった

それが今じゃ休むことを知らない仕事人間

いびつな塊を叩いて叩かれて丸くしていくかのような

その頭の数年を甘酸っぱさと苦さでうま~く書かれてます

なんか就職したての頃

友達とあ~だこ~だ語ってたのを思い出した

丁度読み終わった丸ノ内線の中で


2022年1月21日


« »

カテゴリー