道化師0.2Brother
さて、昨日の続きです
今日から読む方は何のこっちゃか分からないと思うので
是非昨日の「道化師0.1」から読んでくださいね（笑）
さて、一晩経ち早朝
その難病名で目が覚め
頭の片隅から離れなくなる
となると、店で仕事中も
トイレに行ってても
食事してても
何をしてても、片隅のキーワードが気になってしょうがない
そうなると、暇さえあればPCの前から離れなくなる
そう、検索！プレイボール！検索地獄が幕を上げる
なんで検索するって、そうじゃないって確証が欲しくて
初期症状の欄を見る
これじゃ確証は得られない
じゃ、次の、その次、どんどん見ていく
検索キーワードを変えてみる
Google何ページも見ていく
やっぱり出てくる病名は同じ
安心は減り、不安は増すばかり
でも、初期症状の1つに僕が引っかかったのはあるんだけど
それ以外のは当てはまらない
違うんでは？楽観的にもなる
更に偶然、同級生が来店し
その親戚の方がその病気にかかっていて
初期症状をさり気なく聞く
うん、そうだよね、うん、違うな
これがまた偶然で
その隣の席のお客様の仕事場のパートさんが
先月、その病気で入院したことを聞く
やはり初期症状は僕の同級生の親戚の方と同じで
やっぱり違うんでは？
ここでやめておけばよかった
楽観的にもなり、飲みに行ってても
お客様と話してても
「ないよ～ないのに脅かされちゃって、全くお医者さんも言い方があるよね～」
「ビビって検索しまくっちゃったよ～」
なんて、ジョークにまでする、どこかに不安があっても
しかし、もしかして？
そういえば、あの時こんな痛みもあった
あの時こんな原因もあって症状出てるんでは？って思ってたな
なんて気になりだす
するとそのキーワードで検索
するとまたその病名
検索地獄
病気や怪我、ネットで検索していいことなんてない
怖いことしか出てこない
例えば、咳が出る
殆どの方が、風邪かアレルギーなのに
稀に、万に1つその症状である隠れた怖い病気なんて出る
むしろそればかり出てくる
またそれが誰もが当てはまることが書いてある
また、重篤な方ばかり出てくる
恐怖がどんどん迫ってくる
段々、「ない」から「ある」にシフトし始める
すると自ずと意識は常に足にある
ちょっとした感覚も全て拾う
お客様と笑顔で話してても、意識は足にある
そして、検索し続けると
その病気は多種に渡り、初期症状も数多って事がわかってくる
そして、僕に当てはまるのが確かに幾つかある
でも、まだ楽観視してる時間のほうが多く
冷静に考える
何が怖いんだろう？
ここで書いてはいけないキーワードだけれど敢えて書けば
「死」
でもそれ以上に
仕事もできなくなり、これから娘にはお金がかかる時期に
動けなくなり、今の仕事はもとより
何も出来なくなる自分
これは間違った考え方だと分かっているけど
家族にとって足を引っ張る存在になる自分
そしてそれは治ることのない
もしかしたら、一定のところで留めることは出来るかもしれないが
それも確率
薬との相性など様々な条件次第
そして、そうでも今の仕事は続けられない可能性が高い
恐怖は僕に生き地獄という言葉を耳元で囁く
家族の迷惑に・・・って
でも、ないないないって言い聞かせる
そして、バカな話をお客様として、友達と呑んでも
検査結果まで2週間と言われ
この頃１週間になろうとしてた
楽観と悲観が頭の中で格闘し続ける
笑顔の裏で不安を隠す道化師
そして、以前から約束してた
西武ドームへ弟と田中水産常連仲間と
しかし、前日風邪気味に
微熱が
ドクン
これって初期症状の1つじゃん
ないないない（笑）
こんなタイミングで（笑）
冗談にも程がある（笑）
そして西武ドームではしゃぐ
そして喉を潰す（笑）
そのまま流れで田中水産へ
そこで田酔した僕は
弟に酔った勢いで現在の話をする
ないけどね！ないんだけれど
あの医者、やぶだな（笑）
そして、万が一そうなったら
家族のお荷物になるくらいなら
ってベロベロで弟に言う
すると弟は
「お兄ちゃん、僕達家族がいるんだから大丈夫だよ」
「兄弟だからわざわざ都内から髪を切りに来て
その後呑みに行ってると思ってるの？
違うよ、お兄ちゃんが・・・（大切な言葉なので敢えて書きませんｗ）」
って言ってくるんだもの～
そんな時、そんな素敵な言葉を言われちゃったら
そりゃ～も～（笑）
丁度、検査結果まで1週間前
ごめんなさい
明るい話にしようと思ってたんだけどこれ暗いね（笑）
途中、やめようかと思ったんだけど
最後には明るくなるんでちょっとお待ち下さいね
2015年9月30日
