✂タイトルの力✂
生と死
いる者といなくなった者
その前と後
「オー!ファーザー」の藤井直人監督が
3年の年月をかけた自主作品
「光と血」
もうタイトルからあれでしょw
しかもジャケットに
「無差別殺傷事件、レイプ、交通事故
不条理にも突然の悲劇に襲われた者たちー
彼らの闇を照らす光はあるのか?
魂を奪われる慟哭のヒューマンドラマ」
ね、やばいでしょww
これは観たくなるもの~しかも自主制作の単館上映
絶対の力作
事件や事故にあった被害者、加害者
当人やその家族、関係者
その二度と戻らない日常
そこからの再生
良く出来てる、凄く良く出来てる
深夜に見入ってしまった
役者さんの中には
「カメラを止めるな」的な感じの人もいたけど
逆にとんでもない迫力の方も
そこがリアルに感じる
そして細部まで凝って凝った構成
別々の事件の関係者が
事件後に繋がり、そこから事実が明らかに
3年の中の時間軸も
別々の事件の切り抜き方も
この暗い物語を飽きさぜず引き込む
やりきれない感情が見事に伝わってくるし
「なんで俺なんですかね」
そうだろうとも、絶対そう思うはず
だから毎日TVで流れるニュースの裏には
こういう家族がいるってことがリアルに伝わってくる
誰が観ても面白い作品じゃないけど
観終わった後、虚脱感かパワーか
真逆のどちらかをもらえる
ジャケットで気になった人は
ぜひ一度お試しを
2019年11月22日