✂繰り返す✂
先週に続き
観終わった後
アメリカ大統領選挙が
また1つ分かった気がした映画
「黒い司法 0%からの奇跡」
黒人差別の激しいアラバマ州で
全くの無実の黒人が
冤罪で死刑判決を受ける
これを新人の黒人弁護士が
陪審員は白人・証言は仕組まれ・証人は脅されてる
そんな中、無実を勝ち取るために奔走した実話
今回の映画の事件
黒人が犯人という前提
黒人は悪というレッテル
これを観ていて思ったのは
「ボウリング・フォー・コロンバイン」
マイケル・ムーア監督
コロンバイン高校銃乱射事件を元に
なぜ高校生は同級生を乱射し、殺したのか
そもそもなぜ銃が規制されないのか
これをマイケル・ムーア監督がたどっていくと
銃の事件は実は白人社会、家庭の方が多い
銃を誤射した家庭は
街の中心にある白人家庭
その郊外に黒人の集落があり
黒人に襲われた時のため
怯えてる
体力がある黒人が怖い
銃で対抗する大義名分として
黒人=悪である
超端的に
ここまでの部分が
今回の映画の根底に流れるものと同じ
そしてマイケル・ムーア監督は
銃がもたらす利権
銃による組織票
と、アメリカの銃による一面をもの凄くうまく切り取った映画
大分古いけど必見の映画
そして、この「黒い司法」は1987~1993の事件
「アラバマ物語」無実の黒人を白人のベテラン弁護士が
冤罪を晴らすために戦ったのが1930年
半世紀たっても何も変わっていない
この事実を突きつけられると
人種の壁は越える事が出来ないんでは?
子供の頃教わった事は夢物語で
トランプが言ってることも
致し方ない気がしてくる
アメリカ南部、保守の考え方、環境、思想、慣習
感じることが出来る
秋の夜長にアメリカ大統領選挙
アメリカの分断を憂う
2020年11月13日