✂学びのBAR✂
AmazonPrimeで見付け
時間がなかったのと
寝落ちで
何度かに分けてやっと観終わったのは
『僕を育ててくれたテンダー・バー』
ジョージ・クルーニー監督
2005年ピューリッツァー賞受賞の
J・R モーリガン自伝を原作にした作品
家賃を払えなくなった母に連れられ
祖父母の家に住むことになるJ・R
母は悲観にくれるが
J・Rは従兄弟や叔父と賑やかに住めることに嬉しく思う
DJの父は早くに別れたのでほとんど記憶はないけれど
こっそりラジオから聴こえてくる父の声を探し
想像を膨らませる
ただ叔父のベン・アフレックには父を追うなと止められる
なぜなら酒飲みのDVが本来の姿
J・Rは母の期待に応え
そして自分が何者でもなれるよう勉強に励む
日々の暮らしは貧しいけれど
家族が暖かく力になってくれる
母の希望を叶え
名門イェール大学に奨学金で入学し
仲間と青春を過ごす
そこでの経験、初恋で成長するJ・R
だけれど自分が何者になるのか
それを教えてくれたのは
BARをやっている叔父のベン・アフレック
そしてそのBARの常連の大人たち
決して学校では学べないことを
そのBARのカウンターで教わる
中でも叔父のベン・アフレックの言葉は
J・Rに生きていく勇気、支えになった
中には
「男は仕事と車を持って一人前だ」
今の時代には合わないけれど
僕の若い頃にはぴったりだったし
この言葉は劇中大きな意味になるかっこいいセリフ
そんな言葉から読書まで
ベン・アフレックの影響は
将来への指針に
それは父でもないけれど
父以上の存在へ
映画の中にアップダウンな激しい展開もなく
淡々とした日常だから
面白くないと感じる人もいるかと思うけれど
この日常に大切なものがあったことを
じんわりと伝えてくれる
僕は好きな作品です
そういう僕自身
居酒屋やBARのカウンターでどれほど学んだか
妻にも言われるけど
僕は出会いの運を持ってるそうで
人に恵まれてます
そのほとんどの出会いがカウンター
若い頃は年長の方々に可愛がられ
今は若い子からも刺激をもらい
色なんなことを学べたので
今の自分がいます
そのことを改めて思い出させてくれました
2022年2月10日
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