✂灯火✂
活字に飢える時期と
活字を全く受け付けない時期があり
季節やストレスなど色んな要因なんだろう
そして読む時間が
食事中、湯船、電車しかない中
読了したのが
『つまらない住宅地のすべての家』津村記久子著
その住宅地の10軒の家々はそれぞれ問題を抱え
その住宅地そのものも宜しく思っていない人々が暮らし
おそらくこういう家庭なんだろうと想像くらいで
隣人との接点も殆どなかった人々が
とある事件で接点を持ったことで
各々が抱いてた想像と違ったり
それぞれもの問題の解決の糸口を掴んだり
抱いてた住宅地のイメージも変わってくる
それをじんわりと温かく伝えてくれる作品
ただ、最初の10軒の家々の説明にちょっと疲れるかな
それが終わると一気に話は進み
展開が気になりページも進む
学生の頃、夜のマンモス団地
その一つ一つの灯りに家庭があり
そこには物語があり
笑いや涙もあることに気づいた夜
その一つ一つの灯りを守る大人
そこに安心して帰ってこれる家族
それを感じた時
将来自分はそんな大人になれるだろうか？
って不安すら覚えた温かな灯りを思い出した作品
必要以上の言葉がいらない驚きの大団円
面白い小説でした
そしてシオリがなかったので
代わりにレッチリの前日のセトリ
予習をしようと書き出したのに
一曲目からまさかのハズレｗ
2024年6月5日
