道化師0.4(3つの坂)
この話、遂に4話目
いい加減にしろって感じっすね(笑)
一番嬉しかった瞬間
それは勿論!圧倒的!大差でお医者さんから
「陰性です、大丈夫ですよ」
って言われた瞬間
じゃあ、この病でなくて良かった!って2番目に嬉しかった瞬間っていつだと思います?
血液絵検査の結果を聞きに行く3日前くらいには
80%位あるな、まで自分で自分を追い込みました(笑)
そしてむしろ徐々に無になり始める(笑)
もしそうなったら、どうするや色々のことは頭で整理したし
が、奴が恐怖を超電導に変換しリニアの高速で通過する
そんな中、日曜日、結果前日
予約していた中国整体へ
そこで冗談交じりにこの話をする
すると先生「絶対ないよ~だいじょーぶ、絶対ないよ~」
神降臨!
中国四千年の何かで分かるのか?
「絶対ないよ~もしその病気ならその症状は後に出てくるのぉ~」
心の中で、初期症状で散々検索結果出てたんだけどな~
「心配症ね~だいじょーぶ!」
「杉山さんは運命信じる?」
「生まれてくるのも死ぬのも決まってる、だから考えてもしょうがない」
おいおい、話が変わってきてるじゃないか
「だいじょーぶ、ないよ~」
絶対が抜けたな
帰り際
「結果分かったら連絡してね」
絶対大丈夫って言ってたのに(笑)?
でも、先生を信じる
そして、行き付け田中水産へ
行くと常連は出来上がり
その中には四川担々麺哲さんも
哲さん店休んじゃって呑んじゃってるし
このペースに追いつくのはきついな~と一杯始める
するとカウンターにいた26歳彼女歴なしの
常連兄ちゃんが「哲さん店やんなくていいの~(笑)??」
って突っ込むと、哲さん反撃
「まだ人世の何も分かってない兄ちゃんが何を言う!」
「いいか!人生には3つの坂がある!」
「上り坂!下り坂!更にそこから!まさか!!」
吹き出した(笑)!
俺今一番嫌なまさか(笑)
ここで来るとは、流石哲さん!!
そんなこんな夜は更け
遂に当日
行くまで時間があったので、お清めの入間の湯でサウナ
そして妻と2人表参道へ
電車の中で、持って来た本を読む気にもなれず
音楽もいらない
サングラスの中の眼は遠い何処かを見つめるわけでもなく眺める
表参道へ着き
妻の会話は届かない
コッチは腹なんか空かないけど
妻は減ってるだろうと裏通りでいい感じのアジアンカフェへ
そこで、こうなったら一杯呑んでおこう
万が一、陽性と言われた時、失神しないよう
冷静に、紹介状をもらいどうすべきか聞けるよう
気付けの一杯
そしていざ病院へ
入ると受付の男性が僕見ると慌ただしくアッチコッチに動きまわる
なかなか呼ばれない
やっと呼ばれ診察室の足専用の診察台へ寝かされる
なかなか先生来ない
10分・・15分・・
足が冷え白くなるとまた言われるかも
そう思い足の指のグーパー繰り返す
結果は出てるから意味ないのに(笑)
そしてポッケに入れてきた頂いたお守りを握りしめる
まだ来ない、それどころか隣の部屋からひそひそ話が
先生の机にはどうやら検査結果が置いてあるけど意味がわからない
この病院予約料¥3000なんだけど30分過ぎるとなしになる
そんな事はどうでもいい
アタナの中は、ない、ない、ない、ない、ない、ない、頼む
神様お願い
すると診察室入って28分先生入室
「杉山さん最近お加減どうですか?」
どうもこうもないよ~心身ともにぼろぼろだよ
「え~〇〇病の検査結果ですが
(え?血液検査とも言わずやっぱりそれ調べてたんだ・・他に何かあるとって言ってたのに)
陰性です」
「センセイ・・インセイッテドッチデシタッケ?」
「大丈夫ですよ」
人生でこれほど嬉しかったことがあっただろうか
力が抜ける
ありがとう
みんな、ありがとう
真っ白になっていく
落ち着き、先生に一言
「先生、難病の名前なんか出したら、コッチびっくりしちゃって
調べまくって、逆にボロボロだよ~もっとマイルドに言ってくれないと」
「杉山さんこれ見て下さい」
血液検査の紙
普通と違ってよくある項目は真っ白
調べてない
その病気の項目だけのみ調べてる
「結構な確率だと思ってたんで、一応頭入れてもらおうとあれでもマイルドだったんですよ」
再び恐怖に襲われる
でも良かった
色々あったけどほんと良かった
足の怪我は今回は経過を見ていくにして
今直ぐ体外衝撃波治療はしないでみようとなり
退出
妻に大丈夫だったことを伝える
「だから大丈夫って言ったでしょ」
笑顔で僕に伝え、顔を隠しトイレに消える
病院を出て、心配をかけた方々に伝える
皆喜んでくれる
こんなに嬉しい日はない
その後青山のガーデンカフェで祝杯
力が抜ける
顔も体も
二週間の緊張感が抜けていく
街の彩りが眩しい
ほんとに良かったです
改めて健康の大切さ
普通に仕事ができる喜び
幸せを噛みしめる
さて最初に書いた陰性と分かり2番目に嬉しかった瞬間
それは
次の日、目が覚め大丈夫だったんだ
って気付いた瞬間
布団の中、朝日を浴び喜びと感謝が身を包むその瞬間
そして、診察台でグーパーし過ぎて筋肉痛を感じた時
2015年10月2日