Alternative Bad news or 「世田谷ベース」
以前から、ここで書くって宣言してた話を
やっと解禁です（笑）
GW頃から
「悪い話と、ちょっとだけ面白い話あるんですがどっちから聞きます？」
って、お客様ひとり一人に聞いてそれに合わせて話をさせて頂いたんですが
分かったことが
ウチのお客様、割りとイチゴちゃん最後にとっておく派（笑）
美味しいものは最後にって事で、悪い話から聞く方が圧倒的多数でした（笑）
なのでここでも店で話した内容をほぼ忠実に書きますので
悪い話とちょっとだけ面白い話どっちから読みます（笑）？
うちのお客様にならって悪い話は先に①から
ちょっとだけ面白い話は②から
どちらでもお好きな方から順番にお読みになって
そこから終章へ進んでください
①悪い話
悪い話なんですけどね
まぁ～皆さん知ってる方がほとんどだと思うんですが（ウチのお客様）
一昨年の２月に痛めた足の裏の怪我
足底筋膜炎
立ち仕事、太り過ぎ、マラソンランナーがなることが多く
日本人の一割がなり3ヶ月位で大体の方が治り
一割くらい難治療になると数年以上の治療に
ほんと、去年は痛みが酷い時があって
足底筋が破けるような痛みや
一日中ガラスの破片踏んづけてるような痛み
だから妻から2度、店を辞めようなんて話も出て
取り敢えず1週間休んでみよう
それでダメなら2週間、ダメなら１ヶ月
それでダメならもう家族の犠牲にならないで
私が働いて、治ったらまた働けば
なんて言われるほどひどくなり
でも、仕事自体は好きなんでそれを怪我で奪われるのは悔しい
って無理してやって来て、色々な治療を試みて
効果あったのは、禁煙、カット椅子の使用、そして紹介された接骨院での最先端治療
中には去年9月、体外衝撃波治療（足底筋膜炎に唯一効果があると言われてる治療方法
健康保険で3割負担で出来ます）ってのを受けたくて行ったのに
全く違う、命に関わる難病と勘違いされ２週間の血液検査待ち
って恐怖も味合わされ、結果陰性でほんと、ほんと良かったけど
そもそもの体外衝撃波治療はやらなく
なにせMRIもない病院でやる治療じゃないんで・・・・
なんだかな～な病院だった訳で
でも、もちろん今でも立ち仕事が続けば痛く
でも去年よりは少し楽になってきて
少しづつ少しづつ治ってきてるのかな～って
ところが、寒い時期に筋肉の収縮と怪我の影響で出る神経痛が
まさか暖かくなった4月5月にシビレが出るとは思ってなくてショックだったんだけど
一日中、足の中にバブの炭酸がでてるような
足が痺れてるのがストレスで治療を変更
その治療からシビレは取れたけど、他に不具合が出て
今日は太ももにメッチャ違和感
今日はお尻から足に付け根に違和感
胸に痛みが出た
足裏が火傷のような痛みがって、毎日違うところに違和感
筋膜が正しい位置で安定しようとするのと
悪い位置に戻ろうとしてる引っ張り合い
ってことらしいので
２ヶ月我慢したんだけど限界
ストレスに負けるって事で
結果、治療方法を変更、元に戻す
するとシンプルに足底が痛いに戻った状態です（笑）
で、この騒動で精神的にも肉体的にも疲れ
GW後、ほんとは連休頂く予定ではなかったんだけど
急遽、18年間で初のお知らせなしで月・火連休頂いたんですよね
そこで、鎌倉行ったりでリフレッシュしたんだけれど
妻とよ～く話し
以前から会計士の先生とも相談してた事
諸先輩から言われてた事
分かっていたつもりだったけど、分かってなかったのかな？
じゃ～以前から考えていたものを
このタイミングで実行に移すのがいいんではないか
って結論を出し
前フリ長かったんだけれど
悪い話です
来年！
来年1月！
はい、来年1月から大人の方だけ
￥200 の値上げをさせて頂きます
カット￥3600を￥3800に
そして、第三火曜日をお休みにして連休を月1回頂きます
そしてカットの受付を19時、パーマ、カラーは18時までとさせて頂きます
お客さまにとっては悪い話になってしまいますが
どうぞよろしくお願いいたします
内税だったこと、店を出したのが26歳、若かったので
沢山のお客様に来て頂けるよう、間口を広げ
値段を若干安くし、営業時間を長くし、休みを減らす
若さゆえの体力勝負のやり方でした
逆を言えば怖かったんですねぇ
ただ、それから18年・・・歳取っちゃいました（笑）
そろそろ、この先10年を見越し
楽しく遊ぶ時間、体を休める時間をとり
長く続けられるようにするため
怪我を治し、更に仕事のみの人生にならないよう
そして楽しく仕事が続けられるよう
一歩前に進むための変更させて頂きます
よろしくお願いいたします
②ちょっとだけ面白い話
2ヶ月前くらい、店の電話が鳴って
妻が出たんだけど
お客様じゃない電話、やれHPのSEOだかCEOがど～とか
アプリをお客様にとか
営業電話が毎日のように掛かって来るんで
「店長様いらっしゃいますか？」
で、どういったご用件？からの～
今接客中です～で終わりなんだけど
その日の妻は違って
いつもどおりに躱そうと思ったんだけど、なんか聞き覚えのある名前
僕に聞かずに切っちゃまずい警告音
コーション！が聞こえ僕にパス
で、代わると
所ジョージさんの世田谷ベースの編集部の方で
「今回アメリカンなBarberを特集しようと思ってまして」
ってお話でした
なぜ？うち？
だって僕の知ってるお店でもっとガンガンアメリカンなお店知ってるし
なぜウチを見付けた？
とか色々なWHY？
でお話を聞かしてもらってるうちに、なるほど
ってのと
上手く行けば座談会的なものをってのが引っ掛った
で、どんどん話は進んで掲載ってことになったんだけど
僕的には、その座談会ってのがやりたかった
僕が勉強してる仲間の隠れスローガンとして
床屋って今までの概念からの離脱
美容室みたいな理容室も最近多い
そうでなくってBarberって新しいジャンルを作っていきたい
生活感が出ちゃってる昔ながらの床屋も良いけど
お客様がカッコイイお店だなって思ってもらえるような業界に
美容室と同じようなお店じゃ、美容室でいいんでは？
そういうお店じゃないところに行きたい方
女性と一緒が苦手だったり
その雰囲気が苦手だったり
でもオシャレなCUTをしたい方が来るようなお店づくり？
それを敢えてBarberという言葉で新しジャンルにしたい
そして、BARをやってる同級生とよく話すんだけれど
お互い似てて
社交場
特にBarberって男の社交場なんだよね
名前も知らないかも、個人情報は少しだけ
でも趣味を知っていたり、仕事を知っていたり、家族のことを知っていたり
適度な距離感で色々な話を1時間以上する
それを１ヶ月に一度とかのペースで
そんな関係を何年も
だから僕はお客様以上友達未満
もしかしたら友達のように思ってしまってるのかも
そんな男の社交場を残したい
そして、僕が理容師の免許をとった時、一万人以上いて
今では1500人以下、そして高齢化
若い子が働きたいような場所にならないと
そのための地位向上
昔僕らが修行した時のような
朝7：30に行って夜中の2時に練習終わって
3LDKに9人で暮らす寮
給料なんて小遣い程度
時代が違うもの～
だから休みも、お給料も、練習する時間も
ある程度ちゃんと頂けるように
その為には
成手の数、理容業の地位向上
そんな話をその座談会でしたかったんだけど・・・
なくなっちゃいました～（笑）あはは、残念～
なので7月30日発売の
所ジョージさんの世田谷ベース 32号
後ろの方の、端っこに、小さく小さく載って紹介してもらってます（笑）
もしお時間あったら見てみて笑ってください（笑）
終章
悪い話を聞いたお客様
まず100％、なんだ～（笑）って
ちょっと前フリが熱すぎて（笑）閉店するのかと～
そして、だったら他のお店が￥4000とか￥4200なんだから
￥200とか言わずもっと上げれば、とか
月2回連休すれば？とか
辞められちゃうのが一番困るから、長く続けてもらわないとこっちが困るから
とか、様々な有り難いお言葉頂きました
ホント感謝感謝です
そしてちょっとだけ面白い話の後に
でも世田谷ベースのに載るの嬉しいでしょ？
って聞かれたんだけど
う～ん、小さすぎて宣伝にもならないし
仮になって、裸にGジャンにバンダナのハーレー軍団来ても困っちゃうし（笑）
だったらウチのお客様が
「お！俺が行ってる店が載ってる（笑）」
って笑ってもらえれば
むしろ、今回悪い話をさせて頂いた時に
もっと値上げすればとか、長く続けるためにもっと休みなよ
とか、僕がお客様以上友達のように感じてしまっていたのが
一方通行でなかったんだって感じることが出来て
むしろそっちの方が遥かに嬉しかったですよ
って、言った男はちょっとはにかんでたらしいです
今回、長々とお付き合いありがとうございました
2016年7月30日
