重松二度見
もう20年以上前に手にとった本が
「エイジ」「ナイフ」重松清
これ衝撃的だった
どちらも受賞してるんだけど納得
10代の少年の心
これをここまでリアルに書いた本始めてだった
だから20代の僕が読んでて
ヒリヒリと心が焦げる感じがしたのを今でも覚えてる
今だからもう1回読んでみたいかも
そんな重松清を古本屋で発見
「熱球」
元高校球児が大人になり
娘と故郷へ帰ってくる
妻は海外へ研究留学中
帰ってきた故郷には
触れたくない記憶があり
さびれていく街があり
閉鎖的な田舎があり
そこで
仕事だったり
夫婦だったり
親子だったり
友達だったり
何かあって
30代後半の悩みや葛藤の心模様を
10代の話と違い
低温ヤケドのようにじんわり来る
時代時代、世代世代を上手に書くなぁ~
だから今の僕と近い時代の話
少し前に通った話だからか
先が読める
こうなって欲しいけどこうなるんだろうな~って
読み終わって気づく
これ昔
読んだわ
どおりで先が読めた
2019年3月7日
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