Survival in ferry
さて、夏休み明けてから
沖縄の話をタラタラ書いてきたんだけど
それも今日でお終いかな
壺屋やちむん通りや
鍾乳洞「玉泉洞」や
ガンガラーの谷「ケイブカフェ」や
等、色々話はあったんだけど、そろそろ前に進むと言うことで(笑)
多分今日で沖縄編はお終いかな~ネタがなければやるかな~(笑)
さて、昨日慶良間諸島、座間味島に行って感動した話を書いたんだけど
その帰り、次はこの宿に泊まりたいな~など考えながら
町の釣具屋さんで買ったオリオンビール片手に、町を散策
そして、高速船の時間になり
感動をくれた島との別れ
また来よう、なるべく早く来たいな~と感じ入りながらの乗船
そして出航
行きに娘とデッキに出て座間味島に来たんだけど
その時の水平線、風、水しぶき、360度海しかない景色
それをもう一度見たくて、出航からしばらくしてひとりデッキへ
すると、いたのは3人
行きよりはるかに少ない
行きは常時10人以上がいて出たり入ったり
僕は、デッキへ出るとそのまま最後尾のフェンスへ
そこで、気付く
今週、2つ台風来たけどその内の1つが近づきつつあることを
そして朝のニュースで
朝は波の高さ1m夕方は4mってやってた
そして、シュノーケルの最後の方波が高くなり結構揺らされたことを
デッキには僕を含め4人の男
1人は写真を撮りに来てそのまましがみついてる男性
1人は高校生、平気なふりをしてたまにフェンスに腰掛けたりするが
その時、手はがっちりフェンスを掴み、足はフェンスに絡めロック!
1人は韋駄天のTシャツを着たおじさん、余裕を醸し出してるが
その裏、血管が浮かび出るほどフェンスを掴む手
そして、行きは気持ちよかったな~と呑気に来て
ウッカリ最後尾なんて行っちゃって
徐々に現状を思い知らされてるバカ一匹
はい~僕です
そう徐々に理解
行きと比べたらはるかに上下してる船
波を突き破るかのように進んでる
そして手を離したら・・落ちることにも気付く
そう、絶叫もの大嫌いな僕ですが、あれには安全バーが付いている
だからどんなに怖くても、死ぬことはない
だが・・・コッチはひとつ間違えば死ぬ・・
まさか・・・こんなところで命のやりとりをするハメになるとは
しかも、意地っ張りが集まったらしく皆余裕なフリ
始まりました
意地っ張りの戦い
僕にはゴングすら聞こた
写真を撮る高校生
ひたすら仁王立ちの韋駄天
僕は恐怖にズルズルと腰が下がる
そんな中、意地を見せた写真が1枚
辛うじてとれた自撮り
いつまで続くんだろうこの恐怖
必死にフェンスを掴み続け
まさか・・本島に着くまで?
はい、手に汗握り1時間掴み続けたフェンス
泊湾が見えてきた時どれほどホッとしただろう
そして戦いに終わりが近づく
そこに勝者はなく
また敗者もいなかった
みんなで乗り越えた
ひとりでも足りなければ辿り着けなかったかもしれない
そこには友情すらあったと今では思える
そしてデッキから中へ入って行くと
階段には紙袋を抱えた人が数名
コッチも戦っていたのか
僕らは酔う余裕もなかったが
中にいたらこうなってたのかもしれない
だが、仲間と乗り切った海
今ではそれすらいい思い出だ・・
2015年8月27日