Deep Impact.2：赤羽＠DEEP
昨日の続き
赤羽のトロ函さんへ行った時の話
トロ函って後で知ったんだけど
魚介とかを入れる市場の箱のことだったようです
昨日はお店との出会いの話
そう魚介網焼きのいいお店
今日は人との出会い
自分で焼いたり、お店の方が手伝ってくれたり
美味しいし、いい感じ
ただ、今回は外向きのカウンターに座ったんで
店の人とも話せないし
周りに話をする感じの人もいない
赤羽でハシゴをしてればそんなことは多々
そんな時はのんびりマンウォッチング
料理運んでくる店員さんとはチョロチョロ話すけど
後は周りの空気感を楽しむ
目の前を小学生が下校
さすが飲み屋街の行き止まりは小学校
見守りが半端ない
なんてやってると
隣のおじさん二人の会話が聞こえてくる
見た感じ50代後半のおじさんが手前
60代のおじさんが向こう側
どちらも東北弁
いつ出てきたんだっけ？
何月だよ～それにしても東京は人がいっぱいだ～
赤羽は特別だよ～
って会話が聞こえてくる
向こうのおじさんが上京してきたような感じ
出稼ぎかな？などと考える
誰々の電話番号分かるからかけよう
いやいや名前じゃわからないよ
声聞けば分かるって
ってなり電話かけ
懐かしいね~と盛り上がってる
その後も地元の話とかが聞こえてくる
同郷の人が赤羽で再会してるんだな～と
夏の残りの暑さと炭火の熱
飲人達の喧騒、焼き物とアルコールの香り
そこへ聞こえてくるおじさん達の会話
悪くない
すると
まだ夢の中で番号で呼ばれるんだよ
って向こうのおじさん
ん？え？おお！？
フラッシュバック
いつ出てきたんだっけ？
東北からじゃなくて？？？
その後、聞き方をシフトチェンジ
合点がいく、名前じゃ分からない？番号なら分かるのか？
ただ、今回は会話に入っていけないな～
すごい話だけど入っちゃいけない話だな～
こっち側のおじさん、がっちり背を向けてるし
そしたら、トロ函さんは2時間制なんで
おじさん達お会計
そこで
隣からすいません、聞いちゃいけないと思ったんですが
聞こえてきちゃって、理容師やってるんですが
なかなか聞けない話で勉強になりました
と、お別れの挨拶的に話しかける
あれ~聞こえちゃってたｗ？
意外とノリがいい
そこから色々話が盛り上がり
おじさん達近所の店に行くんだけど行く？
と聞かれたんで、速攻で会計からの一緒にハシゴ酒
近所の店にすぐ入り
話を聞く
府中刑務所
50代の方はお薬、自営で建材店の社長さん
60代の方は6000万の横領でもう青森帰れないから
長野で現場作業してると
口癖のように「会社のお金使っちゃダメだよ～」って
DEEP・・・
拘置所の話、独居房の話、トイレの話に風呂の話
更にもう一軒ハシゴしたんで
記憶の受け皿が大分ザルになり覚えてないことも多々
ただ覚えてる中には
中では仕事をしてるんで確か月￥3000くらいになる
そのお金で外では食べることのないチョコを食べる
それがものすごく甘くて美味しいんだ
これはドラマでも映画でも見たことのない話でリアルだった
そしてお金は定石通り、女性に全て使ったそうな
ひとりでなく多数に
そして年度末になるとバレるんではないかと寝れない夜を過ごし
数年経ち、これはバレない方法だと確信した頃
上司が変わり、あっという間に逮捕
青森には家族がいるそうな
本人明るく話してくれたから色々聞けたけど
字にすると凄いなｗ
そして頂いたお言葉
あんなとこは入らないほうが良い
納得
DEEP！
2017年9月24日
