COLOR
街には街の色があって、って分かる？
なんかこの雰囲気はあの感じの街だな～ってやつ
生活感や、建物の色合いだったり
山間部や海沿い
工場やビル
新しい街に古い街
何か雰囲気を感じるの
その中には勿論好きな雰囲気も苦手な雰囲気もあって
例えば、あるキャンプ場はものすごく好き
行く時期にもよるんだろうけど
いつも行く時期が稲穂の緑に風になびいてて気持ちいいんだよね～
青空に白い雲に流れる緑
旅をすると海外でも日本でも
街の色を感じるんですよね～
これは商売をしてるからかな～とも思うんです
例えば旅行や出掛けてる時
見知らぬ街で同業を見つけると
思わず見入っちゃう
どんな感じで、どういうタイプの店で
どんな客層を集めてそうか
後はこの街でやるならどうやったら上手く商売できるかな～
とか考えちゃう
そのせいなのか、僕の中では街ごとに色分けされてます（笑）
さて、そんな色がめっちゃ濃く出てたのが
「グランド・ジョー」ニコラス・ケイジ久々の当たり役！
最近B級映画ばっかりで（笑）
どの映画も似たような役やってたんだけど
今回は南部の無骨な男に見事になってる
やっぱり凄い役者さんだったんだな（笑）
この映画のストーリーはシンプルなんだけど
南部ってこんな感じだろうと思ってたものを
そのまんま見せられた
行ったことのない南部の色が合致
なんかほとんど犯罪者の映画だけど（笑）
淡々とした情緒的な感じで、見終われば
もっと黒く苦いものが残るかと思ったけど
清々しい気分に
そしてこの映画を通して感じた南部って
実際どうなんだろうと思って気になり
調べたんだけど
納得
そして一番びっくりしたのが
物語の中心である少年の父親役は
ろくでなしを映像化しろと言ったら
まさしく！ってくらい見事に雰囲気出してたんだけど
この映画に出るのが初出演
で、それまでは本物のホームレスで呑んだくれ
そして公開前にホームレスのキャンプ場で亡くなってたそうな
ある意味成りきった
どうりで色が合致するわけだ
2016年6月11日
